興福寺中金堂(ちゅうこんどう)が再建されたので入ってみました
興福寺に行ってきました。
名前がいいですよね!
五重塔と東金堂
近鉄奈良駅から歩いて5分程度で行けます。
東金堂と約50mの高さの五重塔。
東金堂の隣の国宝館は、去年リニューアルオープンしており、
三面六臂の阿修羅像が安置されています。
興福寺中金堂(ちゅうこんどう)
去年10月に再建された中金堂に入りました。
拝観料は、大人500円、中学生300円、小学生100円です。
創建より6回の焼失・再建を繰り返し、約300年ぶりに再建されました。
この中は撮影禁止ですので、外観だけ写真が撮れます。
中には、真ん中に釈迦如来坐像が安置されていました。
今回の再建と合わせて修理されています。
その両隣には心と身の病を治す薬王・薬上菩薩立像が安置されています。
所々すすがついていました。
その両隣に大黒天立像、吉祥偏天倚像、更に隣には四天王立像が安置されていました。
周囲2.45mの柱には、法相柱という法相の教えを伝える祖師が描かれていました。
すごく心がすっきりした気がします。
朱色がほんとにきれいです。朱色と青空いいですね。
御朱印
御朱印は中金堂に入る入り口の横の建物で拝受できます。
土曜の15時過ぎでしたが、20~25分くらい並びました。
ちょうど観光バスと重なった影響もあったかもしれませんが、
タイミングによってはスムーズにいけるかもしれません。
ここでは興福寺周辺の建物で5種類くらいを書いてもらえるので、
5種類全部書いてもらう人ばかりだと結構時間がかかるかもしれませんね。
でも4名くらいで書いていらっしゃったので、そこそこ回転が速いかと思います。
私は中金堂と東金堂の御朱印を拝受させていただきました。
奈良の仏像
仏像も多数造られ、奈良にはたくさんの寺院に残っています。
その仏像の種類は大きく分けると4種類あります。
如来
悟りを得た釈迦の姿がモデルです。
基本的には1枚の衣以外は装身具を着けていません。
32の特徴的な外見を持っていて、よく知られているのが頂髻相(ちょうけいそう)という頭の頂部が盛り上がっておりお椀を伏せたような形状になっています。
阿弥陀如来というのを聞いたことがありますね。
奈良ではこの中金堂にも釈迦如来像が安置されています。
明王
生易しいことでは救済できない衆生を救う仏の使者です。
外見は恐ろしい姿をしていて悪を懲らす道具を持っています。
不動明王以外は多面、多足、多眼などの異形が特徴です。
菩薩
如来になるために修行し人々を救済してくれる、仏に次ぐ存在です。
着衣や髪型などは冠や天衣などの装飾を着けています。
温和で慈悲深い顔をしていて、この中金堂にも薬王・薬上菩薩立像が安置されています。
国宝館の千手観音や法隆寺の救世観音も菩薩です。
天部
ヒンズー教やバラモン教の神々を吸収して仏法の守護神として役割を与えた。
それらの神々を総称して天部と呼ぶ。
神々の姿は多種多様で、多面などの異形、鳥獣の姿を取り入れたもの、筋骨隆々のもの、甲冑を着たものなどがあります。
四天王の持国天、増長天、広目天、多聞天も天部で、阿修羅、金剛力士、弁財天、毘沙門なども天部になる。
おおまかですが、少しでも特徴を知ると見ていて面白かったです。
(2019年3月9日)